プロダクトデザインを行う一連の事項を学ぶために、テープカッターを製作した。市場調査から、分析、デザインコンセプトの立案、製図、プロトタイプの作成までを全て自身で行った。
テープカッターを製作する上での条件は、「片手で操作出来ること。」つまり、片手でテープを取り出す際にテープカッター本体が動いてはいけない。
私の設定した目標はシンプルなデザインでかつ、斬新なテープカッターを作ること。
製作期間は2018年4月から6月のまでの3ヶ月間。
最初の1ヶ月半の間では実際に売っている商品の市場調査を行い、そこから分析を始め、行った分析を元に様々な特徴のモデルを製作した。100案以上のアイデアを考え、全部で100個のラフモデルを実際に作り、そのアイデア6項目の特徴をグラフ化し、さらに分析を行った。
100個のラフモデルの分析から、今度は「新規性」、「従来性」、「複雑」、「単純」の4方向へ軸を設定してあるポジショニングマップへ並べ、自分の目標設定に適したテープカッターのデザインを決めていく。
製作開始から2ヶ月経った頃、デザインの方向性が決定したら、ディティールを含めた現実性のあるデザインを考えていく。テープカッターを工場で大量生産を可能にするには鉄の素材にしたり、形をより目立たすために「ブラックアウト」という手法を利用したり、質感やサイズ、アールの大きさを計算し、AutoCADのソフトを使用して製図を行う。
製図が終わり、図面が完成したらいよいよプロトタイプの製作へとりかかる。
製作は学校の工房を使用し、ホームセンターで購入した材料を切ったり曲げたりして0から作っていく。
完成したプロトタイプ
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